3 高等部段階での進路

高等部を終える段階では,次のような進路が考えられます。

・進学(いずみ高等支援学校専攻科など注:女子のみ)

・職業訓練校(宮城障害者職業能力開発校など)

・福祉サービス事業所(通所・入所)

・就職

・家庭(家業従事・家事手伝い・家庭保護)

 

 進学・職業訓練校入学以外は,高等部卒業で学校生活が終わります。卒業後の社会生活について,最終的な進路決定を迫られることになります。高等部からの進路先は,就職か施設(=福祉サービス事業所)ということが多いようです。卒業した子どもたちがどこで生活するにしても,できる限り自立的に生活してほしいと考えます。

 進路に関する考え方は様々で,一個人に対する進路の考え方も複数あるかも知れません。進路の最終決定者はお子様と保護者です。お子様の今後の将来を考え,一番適切な進路選択ができるように,学校や行政機関,事業所や施設などと連携して総合的に決定していく必要があります。特に福祉サービス事業所を希望している時,現行制度では,福祉サービスを受ける(希望する)際には,相談事業所において計画相談を行って,その後に支給決定を受けることが望ましいとされています。自治体によっては,施設(福祉サービス事業所)利用についても計画相談支援を行っていきたいと考えているところもあります。

 大切なことは,自分で選ぶ進路選択ができるよう,保護者自身もいろいろな場所へ行って実際に見学して進路に関する情報を集め,福祉の流れをつかんでいくことです。

 それを踏まえながら自分なりの進路に関する考え方を固め,我が子に一番合う場所を検討し,納得した上で決定していくことが大切であると考えます。卒業後の社会生活では,特に保護者の支援がこれまで以上に重要になってきます。それゆえ,保護者の姿勢というものが,今後の我が子の将来に大きく影響してくるものです。学校側としても,ともに情報を共有しながら協力していきたいと思います。

 

※「計画相談」=障害福祉サービスを受ける際に,指定相談事業所で本人・ご家族の状況を把握し(アセスメント),適切なサービスプラン・支援

計画等を作成することになっています。福祉サービス事業所の利用についても必要になる場合があります。

 実際には,学校の就業体験を優先させていただいております。

 

就業体験

 高等部では,年2回就業体験の期間を設けています。期間中,一般企業や福祉サービス事業所での実習,校内においては福祉サービス事業所を模して作業環境をつくった通称「名取作業所」を臨時に設け,委託作業等にも取り組んでいます。

 就業体験を通して,進路先の方向性を確認します。